北へ。

 仕事を切り上げ、羽田へ向かう。心はもう北の大地へ。遂に最終決戦の地、北海道である。23時近い新千歳空港は店も閉まっておりガランとした空間であった。予約していたレンタカーで一路、札幌市街を目指す。外は吹雪で暖かい東京から来た我々をあざ笑うかのような天気であった。直接、小樽へ向かう案もあったが時間がない、英気を養いたい、せっかくだからススキノでも見ていくかといったことで、札幌に投宿することに。北海道をナメていた。東京の格好に毛が生えた程度の装備の私は常に凍え死にそうなさきたんのようにカタカタふるえていた。寒いのでラーメン横丁に入り、赤レンガという店で北海道ラーメンを食した。そこには著名人のサイン色紙が所狭しと壁に貼られている。ラーメンをすすっていると明らかに雰囲気の異なる男女4人の方々が入場され日ハムの小笠原のサインの目の前にどかっと座りラーメンを注文した。金村と金田であった。思わず、サインしてもらった。いきなりのサプライズであった。なんだかんだやって就寝2時。無駄に立派な部屋でしばしの仮眠をとる。